車いす女子?のゆるーいブログ

気づいたらアラフォーの車いすユーザーが、頑張らない程度にライフハックや人生観を綴るブログ

MENU

【骨折】頸髄損傷ってそんなに特殊? 町医者に誤診される話

こんにちは!
車いすユーザーのカクテルです。

詳しいプロフィールはコチラをご覧ください。

 

コチラの記事で書いた、誤診された骨折の行く末を綴ってみたいと思います。

f:id:cocktail-21:20210429043351p:plain

病院に着き、いざ診察

私は服用している薬があるので、定期的に通っていた病院があります。骨折時もそこへ行き、お医者さんに出来事をそのまま話しました。

 

私が頸髄損傷者ということも勿論分かっている(ハズ)の先生は、「じゃあ挟んだ足の甲あたりの写真(レントゲン)撮って」と私に言いました。

 

確かに挟んだのは足の甲だったけど、そのまま改札に侵入したことで脚がねじれて可動域を超えた末の変な音(今となっては骨折音)だったし、本人は痛みが分からないので、本当に障害を理解している先生なら広範囲の撮影を選ぶはずなのですが……。

 

もう一度話して、広範囲で撮影してほしいとお願いしたら……

 

「でも挟んだのは足の甲なんでしょ? だったらくるぶしから下を撮れば十分」と言われ、「はい、撮ってきて」と診察室から出されてしまいました。

 

先生にそんなに何度も歯向かえないので、仕方なく応じることに……(苦笑)。

不信感、募る

レントゲン画像を見て「捻挫だね」と言われ、湿布を出されて帰宅。

 

でも何か腑に落ちない。捻挫であんな音するかなぁ……?

 

でも聞いてたの、自分だけだし……痛みが分からないから強く言えないし……。

 

実は過去にも反対の足を骨折したことがある私。痛いポイントに入ったときにぞわぁぁぁっと鳥肌でお知らせしてくれるのですが、脚を持ち上げたりするタイミングで鳥肌が立ったりしていて。

 

過去の骨折の経験から『痛みが分からないなりにも、これはただの捻挫ではないような……』と疑いながら数日様子を見ることに……。

でも風呂は入っちゃう(笑)

ただ湿布を貼っただけの状態(しかも足の甲)で数日過ごす間に、普段の生活があるわけで。お風呂介助のヘルパーさんが来て、普通に入っちゃいました(湯船にも笑)。

 

一応、骨折している場合を考えて、できる限り脚に負担がかからないようにソ~ッと持ち上げてもらったりしながら入りました。

 

基本的にお風呂に入るときくらいしか体の観察はしないので、浴室でボトムスを脱いだときに、「なんか腫れてない……?」と少し思いましたが、思いっきり左右差があるわけでも、内出血があるわけでもなく……いまいち分かりづらい(汗)。

 

体質的に熱も出ないので、体は至って通常運行

結局、確信も無いので放置(笑)

リハビリの先生に出来事を話す

訪問リハビリの先生が来た日に「こんなことがあって~」と話したら、「すぐに脚を見せて」と言われました。

 

数日経っているからか、前回見たときよりまた少し腫れている雰囲気で、リハビリの先生も「これは病院にもう一度行くべき」と強めに言われました(苦笑)。

 

でも私は、「大きい病院は診察まですごく待たされて1日がかりになるから行きたくないんだよね~」悠長に文句を言うという……(苦笑)。

 

するとリハビリの先生が知っている、評判のいい近場の整形外科専門のクリニックを紹介してくれました。「車いすユーザーも行けていた気がする」とうろ覚えのようだったので、リハビリが終わったあとにすぐ病院に電話。

 

問い合わせた結果、特別バリアフリーというわけではないけど駐車場もエレベーターもあって行けそうだったので、すぐに行くことに。

 

あっさりと骨折を確認

物腰の優しい男の先生で、しっかり話を聞いてくれて、脚もボトムスをめくってちゃんと見た上で、「そうか~。一応太もも辺りから全部レントゲン撮ってみようね」と言ってくれました……!

 

レントゲン室は狭くて、バリアフリーと言えるような機材は無かったけど、人力でやってもらって、無事に広範囲のレントゲンを撮ってもらえたことにひと安心。

 

かるく骨折してるかもな……またシーネ固定の日々は面倒だな……でもどうせ元から車いす生活で、お風呂入るときに濡らさないようにするのが大変なくらいだし、時期的にこれから夏だからシャワーのみでも風邪ひかないし、まあいっか!(←)

 

なんて考えを巡らせながら結果待ちをしていたら、診察室に呼ばれました。

 

「うん、骨折してるね」と先生。

 

「やっぱりか~……」とうなだれる私と母。

 

「うん、こことここね」とレントゲン画像を指す先生。

 

ここと、ここ……!?

 

「え!? 2カ所ですか!?」と驚くと、優しく「うん、2カ所。これね、ねじれるように骨折してるの、分かる?」と画像を見せられ、のぞき込む私たち。

 

前側と後ろ側の折れている部分が違っていて、らせん状のというのでしょうか。本当にねじれに耐え切れなくて折れたんだな~と、よく分かるレントゲンでした。

f:id:cocktail-21:20210418045855j:plain

見えづらいが折れている場所の写真

私の予想外は『2カ所』だったことと、治りづらい場所を折っているようで、「オペになるかも」と脅されたことです。「そんなおおごとになるなんて……!」とオペと聞いてやっと焦りだす私(遅い)。

予想と違う装具に困惑

「完治までは、オペすれば固定しちゃうから1カ月、自然にくっつくの待ちなら2カ月以上はかかるだろう」と言われ絶望(泣)。しかも「オペができる大きな病院に行って診てもらって」と言われ、結局大きい病院に行かなければいけなくなりました……

 

そしてひとまず、骨折しているのでシーネ固定(ギプスです)をすることに。

 

骨折位置の関係で、シーネは膝上から足の指先まで広範囲のものが必要らしく、しかも少し前に脚を出した角度で固定するほうがいいとのこと。

 

病院に置いてあるような車いすだと、下の画像のようにフットレストの角度を変えられるのですが……

f:id:cocktail-21:20210429040453p:plain

(出典:株式会社フロンティア)

私の車いすは自分の体に合った車いすを作ってしまっているので、他の怪我に対応するようには出来ておらず、フットレストの角度が変えられなくて脚の置き場が無い!!!

 

シーネが広範囲のためにかなり重く、私は筋肉が機能していないので踏ん張ることもできず、フットレストに乗らない脚に重さで負けて、まるで引っ張られているかのよう(汗)

 

どんどん車いすからずり落ちていくような感覚で、10分もすれば脚の付け根が重さに耐えられずに悲鳴を上げているのか、冷や汗が止まらない(泣笑い)

 

大きな病院行く以前に、座位保持できるようにしないと無理!!!

 

……と、帰宅してから試行錯誤の日々が始まります。。

まとめ

以上が、誤診から判明するまでの話です。

 

いや~。

これからもまだ一波乱、二波乱(?)あるのですよ~。

 

長くなりそうなのでここで一旦終わりにします(笑)。

 

 

 

最後まで読んでくれて、有難うございました♪

cocktail