車いす女子?のゆるーいブログ

気づいたらアラフォーの車いすユーザーが、頑張らない程度にライフハックや人生観を綴るブログ

MENU

コロナ禍のフェス開催と、一部のマナー違反について

こんにちは!

車いすユーザーのカクテルです。

詳しいプロフィールはコチラをご覧ください。

 

私も行ったことのある、さいたまスーパーアリーナで行われる音楽フェス『VIVA LA ROCK』について綴りたいと思います。

f:id:cocktail-21:20210502125543j:plain

(2019年の様子)

去年は中止、今年は

感染対策をして昨日5/1から開催されています。

 

本当は行きたかった。

 

見たいアーティストもたくさん出ているし。都市型フェスなので、バリアフリー面も比較的整っているし。

 

でも万が一にも私がコロナ感染したら……?

 

自分も大変で、

一緒に住む家族を感染させるリスクもあって、

私の支援をしてくれる複数人のヘルパーさんにも感染させるリスクがあって、

ヘルパーさん家族にも感染させるリスクがあって、

ヘルパーさんが担当している他の利用者さんにも感染させるリスクがあって、

利用者さんには高齢者が多いから、私が間接的に命を奪ってしまう可能性もあって……。

 

楽しむより心配が勝って、今年のフェスは諦めました。

マナー違反な一部の人たち

勿論、フェスを開催するスタッフたちは、コロナ禍でも人々の楽しみを奪わないよう対策をして、呼び掛けもしています。

 

でもたった1日開催しただけで、非協力的な観客が目立ってしまっています。

 

『外だからいい』とお酒を飲んでいる写真をSNSにアップしたり、

ペットボトルにお酒を入れて持ち込んだり、

椅子席では荷物を置いていなくなる場所取りをしたり、

 

ルール違反が次々とSNSに上がっている。そしてSNS上で指摘されて、口論になっていたりする……。

 

因みにガイドラインには、しっかり外でも中でも今年は飲酒禁止と書いてあります。

例えばだけど。

飲酒せずまともな判断がつけば、自分がルール違反をしていて注意されたとき、素直に謝るのではないか?

 

でもまともなら、ルールを守って飲酒自体をしないか……?

 

じゃあ、一体何を考えているの?

「自分は酒を飲んでもちゃんとできる」とでも思ってるの?

 

まずまともな思考をしていれば証拠となるお酒の写真自体をアップしないと思うけど、それを自らアップするのは、どういう気持ちでやっているの?

 

自分が特定されることはないとしても、頑張って開催してくれている運営やアーティストに対しての裏切り行為だと思う。

 

いけないことだと、今年は我慢だと、協力して音楽を楽しもうと、なぜ純粋に思えないのか。

 

確かにフェス飯やアルコールは、フェスの楽しみの一つだけど、禁止されている状況でどうしてルールを破るのか。お酒がなかったらフェスを楽しめないのか?

考え方の違い?

考え方は一人一人違うから、飲酒関係なく『コロナはただの風邪』『そんな怖くないもの』という考え方の人もいます。

 

だけど、自分で参加を決めたフェスのルールくらい守るべきと思うのは私だけ?


正直私は、守れない人は絶対にいると思っていたから、はじめからチケットを取りませんでした。

 

あれだけの人数が集まるのです。たとえ全員が協力したとしても無症状の人は絶対にいるし、無症状の期間からも感染はするし、どんなに感染対策をしたって避けられないと思っています。

 

だから本当に感染したらヤバイ人間は、会場周辺にだって行かないようにします。

東京が緊急事態宣言中で他県に人が流れているので、ターミナル駅とその周辺も絶対に近寄らないようにします。

 

なんで普通に生活する側が、こんなに気を使わなくてはならないのか。

流されていいの?

「みんな外へ出ているじゃないか」

「マスクをすれば大丈夫」

今、こんな考えの人で溢れています。

 

『みんなしているから私も』『私は十分気をつけて遊んでいるし』という考えでいいのだろうか?

 

我慢は辛い。

私だって去年から楽しいこと何もできていなくて、進めたい話もなかなか進まなくて、いい加減辛い。

 

ワクチンも、国の対応も、すべてが遅くてイライラするし、どんどん変異していくウイルスにも腹が立つ。

 

同じ障害の人たちが出歩いて、友人たちと遊びに行くSNSを見かけると、『私ももとの生活スタイルに戻しても、案外平気なんじゃないか?』と頭を過ることがあります。

 

でも、自分のいいように解釈して、他人に流されていいのだろうか?

 

いや、よくない……と私は思う

どんな人だって、自分一人で誰とも接触せず生きることは不可能。

 

出歩いている友人は、本当に細心の注意をはらって感染していないのかもしれないけど、結局それは単に運が良いだけであって、私がたった一度ならと不要な外出をして感染しないかといったら、決してそうではない

 

今、我慢できずに出歩いている人のなかには、きっとそれをキッカケに感染する人がいる。そして病院の世話になる。そういう人に限って、医療崩壊して受け入れてもらえなかったら文句を言う。

 

運良く入院できたとしても、あなたの治療中に何人がそのベッドを必要として、何人の人が運悪く重症化して、何人の人がお亡くなりになるだろうか。また、発症するまでに何人に関わって、何人に移したのだろうか。

 

自分が触れた自動販売機、セルフレジ等のタッチパネル、トイレ等に感染源を作りだしていないか。立ち寄ったお店の店員、公共交通機関で同じ空間にいた人、仕事場の人、同居している家族に感染させていない自信はあるのか。

 

今日、こんな再放送がやっていたようです。

私は観れていませんがSNSコメントによると、精神的にも肉体的にもボロボロになりながら看護をして、自分に限界がきて吐血しながら「迷惑かけてごめんなさい」と言う看護師のシーンがあるようです。

 

切なくなります……。

いろんなことを犠牲にして頑張った末に体まで壊して、迷惑をかけているって謝る心境って……。

 

看護師の友人からは、同僚が疲弊して「どうモチベーションを維持していけばいいか分からない」と吐露していると聞きました。友人の働く病院で3月いっぱいで辞めていった医療従事者も、ものすごい数です。

どうか正しい判断を!

我慢の限界は、もうみんなが感じています

周りの間違った考えの人々に流されず、できればその人を正してあげられれば、感染拡大を少しでも食い止められるのではないでしょうか?

 

フェスが開催される以上、チケットが取れたなら行く人がいるのも当然で。

コロナ禍でも安心して楽しめるよう、一人一人がちゃんと自覚してほしいと思います。

 

「やっぱりイベントは開催してはダメだね……」

となるより、

「こんなルールの下であれば、開催できるね!」

となったほうが、絶対いいに決まってる……!

 

いろんなことを考えて、私にはやっぱり静かにしていることしかできなくて。

毎日葛藤しています。

 

 

最後まで読んでくれて、有難うございました。

cocktail